洗剤の知識

【スッキリ】洗濯洗剤の種類と特徴、オススメの選び方

洗濯洗剤って数がたくさんありすぎて何が何だか良く分らないですよね。1人暮らしを始めたばかりで何を選んだらいいか悩んでいる方も多いと思います。

洗濯洗剤は余計な情報を取り払い、基本の4種類に集中して学ぶだけで驚くほど分かりやすくなります。

そんな訳で今回は一見複雑な洗濯洗剤の種類や特徴をスッキリ、シンプルにまとめてみました。

これを機にゴチャゴチャ頭を整理して最終的には自分にベストな洗剤を見つけられるようになっちゃいましょう!

洗濯洗剤の基本の4種類と特徴

家庭用の洗濯洗剤は大きく分けて①粉末弱アルカリ洗剤/②液体弱アルカリ洗剤/③液体中性洗剤/④おしゃれ着用中性洗剤の4つに分けられます。

細かく言えばもうちょっと種類はあるのですが今回の4種類だけで普段の洗濯に困ることはほぼないので安心してくださいね。

洗浄力は①の粉末弱アルカリ洗剤が一番強く、②、③では落とせない頑固汚れを落としたい時に奥の手的な感じで使われている方が多いと思います。洗浄力が強い分、4つの中で衣類へのダメージが一番強いのも特徴です。

②の液体弱アルカリ洗剤、③の液体中性洗剤は①に比べて洗浄力が弱いものの、使い勝手の良さから普段の洗濯で一番良く使われる洗剤です。CMでよく見る洗剤は②、③のものが多いですね。

④のおしゃれ着用中性洗剤は読んで字のごとくウールやシルクなどのデリケートな衣類を洗うのに適している洗剤です。4つの中で最も洗浄力が低く、最も衣類に与えるダメージが少ない洗剤です。

大枠を押さえた所でそれぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。

粉末弱アルカリ洗剤

4つの中で洗浄力が最強です。漂白剤など洗浄力を高める様々な成分が配合されているのでお父さんのYシャツのエリ汚れ、成長期のお子さんの皮脂汚れ、お子様のシャツの食べこぼし汚れなど白系の衣類に付いた頑固な汚れを洗濯機の普通コースでガンガン洗う時に適した洗剤です。

洗浄力が強いのは助かるのですが、洗浄力が強いゆえに「衣類へのダメージが大きい」「色の濃い衣類には使わない方がいい」といったデメリットがあります。

粉末なので特に冬場は水に溶けにくく、洗剤残りを起こしやすいので使用する際は温水を使うか、あらかじめ洗剤をお湯で溶かしてから使用するといった使い勝手の悪さもありますね。

液体弱アルカリ洗剤

普段使いに適した洗剤です。粉末に比べ洗浄力は控えめですが衣類に与えるダメージが少ないので、色物含め幅広い衣類が洗えるバランスのとれた使い勝手のいい洗剤です。

洗浄力が粉末より低いと言っても普段使いの汚れ位なら問題なく落とせる洗浄力を持ち合わせています。

蛍光増白剤入りの液体弱アルカリ洗剤には注意して下さい。

蛍光増白剤とは簡単に言えば衣類を白く見せる染料です。生成りやパステルカラーなどの淡い色の衣類を蛍光増白剤入りの洗剤で洗ってしまうと衣類が色あせて見えてしまう事があります。

淡い衣類を洗う時は蛍光増白剤の入っていない洗剤を使いましょう。

液体中性洗剤

こちらも普段使いに適した洗剤です。CMでよく見る、写真真ん中のジェルボールや写真1番右のプッシュ式は液体の中性洗剤のカテゴリに属します。

特徴は液体弱アルカリとほぼ同じで粉末に比べ洗浄力は低いですが衣類に与えるダメージが少ない洗剤です。幅広い衣類に使え、汚れを除去する能力も十分に備えています。

一般的に弱アルカリ性のほうが中性よりも汚れに対する洗浄力が強いのですが液体中性洗剤は最新の技術によって中性でありながら洗浄力を液体の弱アルカリ洗剤に近づけている印象です。

「洗浄力は液体弱アルカリ並なのに中性なので弱アルカリより衣類に優しい。」

非常にバランスの良い洗剤なので各メーカーが特にここに力を入れている理由が良く分ります。

写真のアリエールのジェルボールやアタックのプッシュ式は濯ぎが1回でいいので時短&節水になるのも魅力のひとつですね。

液体弱アルカリと同じく蛍光増白剤の有無には注意してください。

おしゃれ着用中性洗剤

ウールやシルクなどデリーケート衣類の洗濯に適した洗剤です。

今までに紹介してきた粉末弱アルカリ、液体弱アルカリ、液体中性は洗浄力を高めるために「酵素」が配合されているものがほとんどなのですがこの「酵素」がウール、シルクにダメージを与えてしまうのでよろしくありません。

配合する成分を最低限にし、衣類に対するダメージを極限まで抑えた洗剤がおしゃれ着用中性洗剤となります。

成分を最低限にしているのでその分洗浄力は控えめです。

エマール、アクロンが有名ですね。

オススメの洗濯洗剤の選び方

今までの流れで何となく分かっちゃったと思いますが、まずは使い勝手がよく幅広い衣類を洗う事が出来る②液体弱アルカリ洗剤/③液体中性洗剤の中から1つ自分のライフスタイルや好みに合ったものを選ぶのがオススメです。

好きなタレントさんで選んでもよし、時短がしたいならジェルボール、臭いが気になるなら消臭成分入り、菌が気になるなら抗菌機能のあるもの。といった感じです。

②、③の洗剤を使っているうちにおそらくその洗剤ではカバーできない読者の方それぞれの課題が浮かびあがってくるようになると思います。そうなった時に①の粉末、④のおしゃれ着、それでもダメなら部分洗い洗剤、マニアックな洗剤。のように選択の幅を広げていけば良いのではないでしょうか。

最後に洗濯洗剤を選ぶ際は商品裏面の取り扱い説明をよく読むことをオススメします。

気に入ったものが見つかっていざ使ってみたら自分の衣類を洗うのに適していない洗剤だった!なんて可能性があるからです。

その際に洗濯洗剤の成分が分かるとより説明が読みやすくなると思います。下に記事のリンクを貼っておきますのでお困りの方はご活用下さい。

皆様がご自分にピッタリの洗剤に巡り合えますように。

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