シミ抜き・特殊加工

いつ、どこで、何が付いたのか全く不明なシミを除去する

今回はお客様よりご依頼の何のシミか分からないというシミの除去の様子をお送りします。

いつ、何のシミを付けたのかが分かっているとシミ抜きの作業がしやすいのは確かなのですが知らぬ間に付いていて何のシミだか分からないというのはよくある事です。

とりあえず、無料シミ抜きの範囲内の基本的なシミ抜きをしてみますが変化なし、、。

今回のような黄色系のシミは食べ物が酸化した系が多いのですがそれとも何か少し違う気が、、

本格的な作業に入る前にあれこれと何のシミなのか予測をしながら作業を進めます。

まずは漂白剤を塗布し蒸気を当ててみます。すると、、

紫に変化しました。

なるほど。

シミの成分と漂白剤が反応して紫に変化したのでしょう。このパターンは薬品系である可能性が高いです。

食べ物系のシミはまず紫に変化することはありません。

美容関係のお仕事をされている方なので気づかないうちに何かしらの薬品がついてしまったのでしょう。

「カラー剤かな?」

色素を落とすシミ抜き剤を塗布してみると、、。

シミが動きました。

何かしらの色素系の薬剤であることは間違いなさそうです。

これが分かればこっちのもの。

シミ抜き剤を塗布→濯ぎを繰り返します。

大分キレイになりましたがインクなどの色素系のシミはたいてい最後まで居座る頑固な奴がいます。

そいつを仕上げに撃退すると、、

キレイになりました。

before

喫茶店でコーヒーをぶちまけられる。

カレーうどんがワイシャツにハネる。

空から鳥の糞が降ってくる。

シミというものはこういった明らかに「付いた!」と自覚出来るものばかりではないですよね。

むしろ「いつの間に!?」パターンの方が多いかもしれません。

いつの間にかついてしまった何だか分からないシミ。あれやこれや考えつつ、キレイにするお手伝いをさせて頂きますのでお困りの方は是非ご用命を。

  • おすすめの投稿がありません
関連記事