冬休みですね。これを機にお子様の通学帽を洗おうと考えている方も多いのではないでしょうか。
「通学帽って自宅で洗えるの?」
物によってはバッチリ洗えます。
お持ちの帽子の洗濯表示を見てみて下さい。
洗濯表示の一番左に×が付いていなければお持ちの通学帽を自宅で洗う事が可能です。
今回私が洗う帽子は甥っ子の通学帽ですが一番左に×が付いていませんよね。つまりは自宅での洗濯が可能です。画像ではほとんど見えませんが意味を読み取ってみましょう。
「液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。」
おそらく家庭洗濯出来る通学帽のほとんどがこの「非常に弱い」系の洗濯表示になっていると思います。
「非常に弱い洗濯」
これは家庭の洗濯機では手洗いコース(ドライコース)で洗う事を推奨した表示です。つまりは普通コースでガシガシ洗う事をオススメはしていない表示なんですね。
手洗いコースを推奨している理由はおそらくコレ。
帽子のツバの部分が激しい洗濯によりダメージを受ける可能性があるからでしょう。
「それでも他の衣類と一緒に普通コースで洗いたい、、。」
お気持ち良く分ります。
手洗いコースで洗う衣類が他にもたくさんあればいいですが通学帽だけを手洗いコースで洗うのは時間と水がもったいない気がしちゃいますよね。
ということで今回は手洗いコースを推奨している通学帽を普通コースで洗ったらどうなるか?甥っ子の帽子に犠牲になってもらいつつ実験してみます。
ツバの素材を確認
実験をしてみる事にしたのはいいものの、いざ洗ってみて帽子が完全にダメになってしまったら甥っ子に合わす顔がありません。ツバがボキボキになった帽子で学校に通わせる訳にはいきませんからね^^;
素材がどんなものかだけはしっかりと確認しておきましょう。
どうやら甥っ子の帽子のツバは写真のように比較的柔軟性のある素材で作られているようです。
経験上これくらいの柔軟性があればチャレンジしちゃって大丈夫だろう!ということで予定通り普通コースで洗います。
ここが曲げられないほど硬い素材で作られている場合は普通コースでの洗濯は控えた方がいいでしょう。激しい洗濯に耐えられずポッキリいっちゃう可能性が高いです。
洗い
ある程度の自信を持ったところでさっそく洗っちゃいましょう。
コースは普通コース、液温は30℃、洗剤はアタックZEROを使用しました。
乾燥
洗濯が終わったら日陰で自然乾燥。
部屋の上の方に干すと乾くのが早いですよ!
乾燥機の使用は避けた方がいいでしょう。激しく縮んでしまう可能性がある為です。
はたして結果は?
問題なさそうですね!ツバの部分に大きなダメージはありません。極端な色落ちもありません。
手洗いコースで洗ったパターンと比較してみましょう。
手洗いコースは普通コースに比べ全体のシワっぽさやフチのウネウネ感が少ない洗い上がりになっています。
やはり、帽子全体へのダメージは手洗いコースの方が少ないです。長い目で見ればこちらの方が長持ちもするでしょう。
ということで今回は手洗いコース推奨の通学帽を普通コースで洗うとどうなるか実験してみました。
甥っ子が普段使っている帽子の場合は特に大きなダメージはなく意外と洗えちゃうという結果となりました。
ただ「通学帽はピシっとかぶせてあげたい!」派の方はやはり手洗いコースがオススメです。
ピシッとするには最後にアイロンをしなくてはならない訳ですが、ウネウネのツバを家庭のアイロンで元に戻すのはちょっとコツがいる作業だったりします。結果的に手洗いコースで洗った方が労力が少なく済むでしょう。
多少のシワ+ウネウネは気にしない時短派の方は普通コースは魅力的な選択肢ではないでしょうか。
私の場合は洗いで時短したい+ピシッと派ですので普通コースで洗ってアイロンパターンがベストですかね。
それぞれの状況に合わせた洗濯方法を選んで頂ければと思います。
「手洗いコースでいこう。でもアイロンの仕方が分からない。」
そんな方には以前書いた記事が助けになると思います。洗濯表示に沿ったスタンダードな通学帽の洗い方&アイロンのかけ方をご紹介しています。
キレイになった通学帽と共にお子様が気持ちよく新学期を迎えられますように。