本日はお客様よりご依頼のランニングウェアに付いた油ジミの除去の様子のご紹介です。

衣類に付いた油ジミは実はご自宅で落とせるものも多いです。

簡単!家庭で出来る油のシミの落とし方(条件あり)油のシミって気づいたら付いてますよね。 飲んでラーメンなんか食べちゃったりした日にゃほぼ100%付いてます。 そして普通に洗...

ただ今回のお品物の様にご自宅で落とすのはちょっと難しいかなというパターンも少なからず存在します。

今回が何ゆえに難しいかと申しますと、、。

製品の構造に原因があると思われます。

写真の微光沢から何となく想像できてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

このお品物はおそらく冬のランニング中に冷たい風の侵入を防ぐために作られたウィンドブレーカータイプのウェアです。

どうやって風の侵入を防いでいるかというと繊維をものすごく密に織っているんですね。

つまりは繊維と繊維の隙間を極限までなくして風の入るスキを一切与えないようにしているわけです。

この構造、いざシミが付いてしまうと実はとても厄介です。

密すぎて洗剤が奥のシミまで届いてくれないんですね(^^;)

だから普段通りの洗濯ではビクともしないという訳です。

果たしてクリーニング屋はこの強敵をどうやって落とすのか?

しばしお付き合い頂ければと思います。

クリーニング店では頑固なシミ抜きの際に写真のような専用の機械を使用します。

ノズルの先から水鉄砲の様に勢いよく溶剤が出る仕組みの機械です。

こいつをシミ部分にビューっとします。

ビックリするくらい溶剤を弾いているのがお分かりいただけると思います。

勢いよく噴出された溶剤がこれだけ弾かれるのですから洗剤がうまく入っていかないのは必然ですよね。

本来であればこのように作用します。

溶剤と同時にシミもタンクに落とし込む仕組みです。

今回はこんな感じ。

わずかながら溶剤が衣類を通過してくれていますので、これを頼りにシミを落とそうという算段です。

完全に力技でございます。

弾かれた溶剤は原始的にタオルで除去しました(^^;)

ドライヤーで素早く乾かします。

シミごとにこの作業を繰り返し洗って作業は終了です。

果たしてキレイになったかな?

バッチリですね!

beforeという事で今回はランニングウェアについた油ジミの除去の様子のご紹介でした。

最近はトレーニングウェアのみならずダウンやアウトドアウェアの界隈で防風性の生地の進化がすさまじい印象です。

防風性の進化は大変ありがたいのですが反面シミの落ちづらさに苦労する機会も増えてくるのではないかと勝手に予想しています。

ご自宅でチャレンジしてみてどうしようもない時には是非クリーニング屋という選択肢を思い出して頂ければと思います。