修理&色修正

ダスパーカ復活までの道のりを振り返る(最後ちょっと語ってます)

10月後半から途中お休みを頂きつつ、約1カ月に渡りお送りしたパタゴニアのダスパーカ再生計画もやっとこさ最終回を迎えます。

最終回は作業の様子をbefore→afterでまとめ、作業を通じて感じたことを少し書こうと思います。

まず最初に作業の様子をbefere→afterの写真で振り返りましょう。

before

after

ボロボロになったスソのコードが入っている部分をパタゴニアに修理に出して見事にキレイにしてもらいました。

お次は

before

after

before

after

自力?でソデの破れを修理し

そして最後に

before

after

完璧ではなかったですが実は途中で「こりゃ無理かも」と思っていた変色直しを何とか成功させることが出来ました。

正直、今回の再生計画は時間と手間はかかるし面倒な作業ばかりでブログを書いていなかったらまずやろうとは思わなかった作業です。

新品を買った方がお金はかかりますが効率的です。

多くの人が1つの服がダメになってしまった時、まず最初に思い浮かぶ選択肢は

「新しいものを買う。」

だと思います。

もちろん私自身もそうで実際、新しいダスパーカをバリバリ購入しようとしていました。

服に限らずTVでも机でも

[壊れた=新しいものを買う]

高級品でもない限りこれが当然の思考だと思います。

服なんかはいくらでも安くて良いものがすぐ手に入りますしね。

私は実家のクリーニングを継ぐ前に東京のクリーニング屋で3年間、修行という形で働かせてもらっていたのですがそこの社長が話の流れの中で

「林君、クリーニング業ってリサイクル業なんだよ。」

と言っていたのをふと思い出しました。

その時の私は「クリーニング業=衣類をきれいにする仕事」くらいにしか考えていなかったのですが、「衣類が汚れる→捨てる」ではなく「衣類が汚れる→洗ってまた着る」の一端を担っている訳ですから確かにリサイクル業だなあとひどく納得したことを今でも覚えています。

[衣類が汚れる→洗ってまた着る→衣類が壊れる→修理してまた着る]

こんなサイクルが当たり前になったらおもしろいなあ、そしてうちは儲かるなあ、などと妄想しニヤニヤしている今の私です。

最近は一気に寒さが厳しくなりました。復活し、さらに愛着が増したダスパーカを羽織って今日もお仕事頑張ります。