毎日寒いですね。
「そんな日々にはキムチ!」
鍋に炒め物にと、この時期キムチを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
そんなみんな大好きキムチですが衣類にシミとしてついてしまうと中々の厄介者。
普通に洗っただけでは落とすのが難しいシミですのでお困りの方も多いことでしょう。
とうことで今回は【家庭で出来るシミ抜き】シリーズ第2弾。
キムチのシミの落とし方を条件付きにはなりますがご紹介させて頂きます。
水洗いOK、漂白OKなら今回の方法が試せます。
作業を始める前にお持ちの衣類で今回の作業が可能かどうかを見て行きましょう。
お持ちの衣類の一番左と左から二番目の表示にご注目下さい。
一番左のマークは家庭での洗濯の仕方、二番目は漂白に関する表示なのですが、この2つの表示に×がついていなければ今回ご紹介するシミ抜きが可能です。
写真の私のシャツの洗濯表示にはどちらも×がついていないので作業が可能ということになります。
どちらかに×が付いている場合はごめんなさい。シミの除去はお近くのクリーニング店にお任せください。
作業可能かどうかの確認作業は終了です。
それでは作業を開始しましょう。
ひとまず乾燥させる
「シミが付いたらすぐに処理!」
こんな言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
シミを早いうちに処理をするのは確かに良いことなのですがことキムチのシミに関してはシミが付いてしまった直後は何もせず、ひとまず乾燥させる事をオススメします。
シミが付いた直後の写真です。
この現役バリバリなシミを例えば水道の水ですすいでしまうとどうなるでしょうか?
「中途半端にシミが広がり、かえってシミ抜きが面倒になる。」がその答え。
すぐに処理したくなる気持ちは良くわかりますがキムチに関してはシミが付いたら覚悟を決め、ひとまず大きく深呼吸。そのままコーヒーを一杯飲むくらいの余裕をもってシミが完全に乾くまで時間を置いてみてください。
数時間しっかり乾燥させた位でシミが極端に落ちにくくなるということはありません。
「もう水で濡らしちゃった!」何て方もご安心を。それでも今回の方法でキレイになると思いますので引き続きお付き合いください。
ブラシでカスを取る
乾燥終了後の写真です。乾燥させただけなのに何となくシミが落ちやすくなっているように感じませんか?
こうなってしまえばこちらのもの。乾燥によりキムチの唐辛子やら何やらが固まってカスのようになっていると思いますので洗濯用ブラシを使ってそれらをササっと払っていきます。
ブラシがない場合は歯ブラシなどでも代用が可能です。
なんかいけそうな気がしてきましたね。
台所用中性洗剤でもみ洗い
いよいよ洗いの作業に入ります。
洗面器のようなものに40℃のお湯をはり、いったん全体を濡らしてから台所用中性洗剤をシミ部分に塗布してもみ洗いします。
最初に確認したように水洗いOK、漂白OKの洗濯表示なら色落ちの心配はないと思いますが心配な場合は目立たない所で色落ちテストをしてから作業をしてみてください。
キムチの種類によってはこれだけでシミが全部落ちてしまう場合もあると思います。
その場合は次の作業は飛ばして洗濯機で洗えば作業は完了です。
酸素系漂白剤に漬けおき
台所用中性洗剤で落ちなかったシミには酸素系漂白剤による漬け込みが有効です。
台所用中性洗剤をしっかりと水ですすいだ後に今度は容器に60℃のお湯3ℓを用意し、粉末の酸素系漂白剤50gを投入。30分ほど衣類を漬け込みます。
※給湯器を使って60℃のお湯を用意した場合は温度を元に戻す事をお忘れなく。
60℃ってかなり高い温度ですよね。粉末の酸素系漂白剤は40℃を超えたあたりからその効果を発揮し始めます。60℃くらいが高い効果を発揮する温度なのですが色落ちやダメージ等が心配な場合は40℃での漂白を行ってみて下さい。
私は写真の漂白剤を使用しました。有名どころで言えばオキシクリーンでもいいですね。
漂白剤は必ず酸素系の漂白剤を使用するようにしてください。今回の作業で塩素系の漂白剤の使用は厳禁です。
漂白剤の使用にはちょっとした知識とコツが必要です。漂白剤の扱いに慣れておらず不安のある方は以前漂白剤について詳しく書いた記事がありますのでそちらをご覧になってから作業をしてみてください。
洗濯機にぶち込む
漬け込みが終了しました。後の作業はごくごく簡単。
漂白に使った液をそのまま洗濯機にぶち込み洗濯機で洗濯→乾燥して終了です。
シャツ1つで洗濯機を回すのはもったいないので私は漂白剤使用OKのその他の衣類も一緒に洗ってしまっています。
果たしてキレイになったかな?
完成
バッチリですね。
before
いかがだったでしょうか。
少し手間はかかりますが中々手強いキムチのシミも市販の洗剤と漂白剤を使ってしっかりと除去することが可能です。
ついうっかりやってしまった時にはぜひお試しを。
しかしまあ、なぜキムチを食べると分かっていたのに私はこんな真っ白なシャツを着てしまったのか、、。
人間とは実に奇妙な生き物です。