ニット、セーター類

洗濯屋直伝!ウールの自宅での洗い方【洗濯機編】

ウールの自宅での洗い方【洗濯機編】です。

個人的にはウールのセーターはやはり「手洗い」がオススメなのですが、こいつが中々もって面倒くさい。洗濯機を使って効率的に洗いたいという方も多い事でしょう。

了解いたしました。そんなお声にお応えし、ウールの洗濯機での洗い方、ご紹介しちゃいましょう!

ポイントは必ず「洗濯機の手洗いコース(ドライコース)で洗う」です。

洗濯表示を確認

作業開始前にお持ちの衣類の洗濯表示、一番左の部分をご覧ください。表示が上の表示以外の表示なら今回ご紹介する作業が可能です。

>洗濯表示について詳しくはこちら

洗濯機でウールを洗う場合は「家庭での洗濯禁止」表示はもちろんの事、「手洗い」表示の衣類も洗わない方が無難です。

「手洗い」とはあくまで本当に洗濯桶を使って手で洗う「手洗い」を想定しており、洗濯機の「手洗いコース」を想定したものではないんですね。

本当のことを言うと「手洗い」表示でも洗濯機の手洗いコースで問題なく洗えちゃったりする物もあります。

しかしそこはあくまで自己責任。表示を無視しているので何かあってもメーカ保証対象外です。

ウール製品を初めて洗う方や、洗濯に慣れていない方はそこの所の判断が難しいと思いますのでやはり指示に従って実際に手洗いをするのが安心ですね。

https://cleaning-hayashi.com/%e3%82%a6%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ae%e8%87%aa%e5%ae%85%e3%81%a7%e3%81%ae%e6%b4%97%e3%81%84%e6%96%b9%e3%80%90%e6%89%8b%e6%b4%97%e3%81%84%e7%b7%a8%e3%80%91/

今回洗うセーターは大丈夫そうです。

前処理

それでは作業を開始します。

女性、男性に限らず直接肌に触れるエリ、ソデは汚れやすいですね。

エリ、ソデに強い汚れがある場合、事前に何もしないで洗濯機で洗うとおそらく汚れはほとんど落ちません。

気になる汚れは前もって処理をして落としておきましょう。

私は台所用中性洗剤をエリに垂らし、歯ブラシで叩いて汚れを除去しました。ファンデーションや皮脂などの油系の汚れはこの方法で良く落ちます。

ウールは濡れた状態で揉んだり激しく動かしたりすると縮んだり硬くなってしまう素材です。面倒ですが歯ブラシ等で叩いて汚れを落とすようにしてください。

https://cleaning-hayashi.com/%e3%82%a6%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e7%b8%ae%e3%82%80%ef%bc%9f/

クレンジングオイルでも同様の効果が望めると思います。

クレンジングオイルや台所用中性洗剤に使われている成分は製品によって様々です。

色落ち等の可能性がゼロではないので目立たない所でテストをしてからの使用をオススメします。

心配な場合はこの後に使うおしゃれ着用洗剤を汚れが気になる部分に直接塗りつけても大丈夫です。

>色落ちテストの仕方はこちら

 

手洗いコース(ドライコース)で洗濯

いよいよ洗いの作業の開始です。

ウールを洗濯機で洗う場合は必ず手洗いコース(ドライコース)で洗濯をします。

先ほども書きましたがウールは水に濡れた状態で揉んだり激しく動かしたりすると縮んだり硬くなってしまう素材です。激しく衣類を動かして洗う通常のコースでは1発でウールが縮んで無残な姿へと変わり果てます。

水温は30℃位のぬるま湯がベストです。ウールは温度に敏感な素材なので冷たすぎる水も熱すぎるお湯もNGです。

洗濯ネットに入れるとダメージや型崩れを軽減出来ていいですね。衣類とネットに隙間が出来ないようにピッタリサイズのネットを使用すると最高です。

柔軟剤を入れるとふんわり仕上がり、静電気も防げていいですね。

洗剤は大好きなエマールを使用しています。

ウールの洗濯にはエマールやアクロンなどの「おしゃれ着用中性洗剤」を使用します。その他の洗剤はウールにダメージを与える成分が入っている可能性が高いのでオススメ出来ません。

乾燥

乾燥方法は写真のような平干しがオススメです。

ウールは水を含むとかなり重くなるのでハンガー乾燥をするとまず間違いなくあちこちが伸びちゃいます。

私は100均で買った金網を洗濯ばさみ付きハンガーで挟んで平干し用として使っています。衣類は部屋の上部に干した方が乾きやすいのでこのスタイルはいいですよ。

こんな感じでセットしてあります。この時にある程度、形を整えておくと後のアイロンかけが楽になります。

「網なんかないよ!」って方はこんな感じでもいいですね。

床にタオルを引いてその上で乾燥させても大丈夫です。(かなり乾きにくい。)

乾燥終了です。

どんな衣類もそうですがやはりウールも洗濯後はシワっぽくなりますね。

アイロンで形を整えてやりましょう。

アイロン

ウールのアイロン掛けは「浮かせアイロン」がオススメです。

ウールに直接アイロンを当てるのではなくアイロンを浮かせて蒸気を出し、蒸気の力でシワを伸ばしていく方法です。

ウールは直接アイロンを当てて強く押すとフワッと感が潰されペチャンコになって何だか物足りない感じになってしまうのです。

今回の私のように薄手のウールの場合は「浮かせアイロン」ではシワが十分に伸びないかもしれません。そんな時はフワッと蒸気をかけた後に当て布をしてアイロンをしてあげると良く伸びてくれると思います。この時は当て布にアイロンを当てて大丈夫です。

それでもシワが伸びない時は蒸気をかけて直接生地にアイロンを当ててシワを伸ばしますがサジ加減が少し難しいので自信がないか方はやはり当て布をしてのアイロンがいいですね。

アイロン温度はお持ちの衣類の洗濯表示を参考に設定してみて下さい。

>洗濯表示ついて詳しくはこちら

いい感じですね。

before

いかがだったでしょうか。

ご紹介したように洗濯表示さえOKならば今やウールのセータもご家庭での洗濯機洗いが可能な時代となりました。

アイロン掛けは少し面倒でコツがいりますが今までクリーニングに頼り切りだったウールのセーターが気軽に自宅で洗えるようになったのは嬉しいですよね!

クリーニング屋の存在。たまには思い出して下さいね~^^;