お店の事

私の運の悪さを証明するタイミングで起こった蒸気漏れを直す

さあ、明日は休みだというある日の午前中、作業をしていると蒸気を通しているパイプ付近から蒸気が漏れているのを発見。慌てて修理した模様を記事にしてみたいと思います。

◼蒸気はクリーニング屋の命

修理の前に蒸気がクリーニング屋にとってどれほど大切なものかちょっとご紹介。

写真は当店で使用しているボイラーの写真です。ボイラーとは簡単に言うと

燃料を燃やして水を温め、蒸気やお湯を作る機械です。スポーツジムや温泉施設などでも使われておりあまり目にすることはありませんが私達の生活の意外と身近にある機械です。

使用に際して危険物取扱者の免許が必要で取扱の技能講習を受ける必要もあります。

ボイラーにより作られた蒸気はパイプを通じて建物中に行き渡り、アイロンの蒸気はもちろんのこと、タンブラー(乾燥機)の熱源として使用されたり、蒸気機関車のように機械自体を動かす動力としても使用されます。

ボイラーがないとクリーニングの機械のほとんどは機能しません。

それくらい大事な機械です。

ボイラーは人間の体で言えばまさに心臓、作られた蒸気は血液、蒸気を建物全体に運ぶパイプは血管というわけです。

今回は人間で言えば血管から血液が漏れている状態ですのでなかなかの事態。急いで修理をしたというわけです。

◼実際に修理してみます。

どうやら部品と部品の繋ぎ目が何らかの原因で緩み蒸気が漏れているようです。

ボイラーを止め、冷やしてから分解して原因を探ります。

 

ネジの接合だけでは蒸気は漏れてきてしまうので蒸気管を接合する場合は写真のような白いテープをネジに巻き付けて接合するのですがそのテープが少し劣化していたようです。新しく巻きつけて元に戻します。

ばっちり漏れなくなりました。

思ったより簡単に済んで良かった。

手の届く位置で端っこだったのが幸いでした。高い位置のパイプの中間で漏れが発生するとそこまでのパイプを端から全て外して修理することになるのでこれがまた大変なんです(-_-;)

私はどうやらそういう星の下に生まれたらしく、蒸気漏れ発見の前日には作業場の網戸が強風により破れ、漏れ発見の日の午後には天井から水が漏れているのを発見。水道管に亀裂が入っていました。

おかげで翌日のお休み返上。

「こんなに続く?」で次々と襲いかかる面倒なトラブル達。

悔しいのでいっそ記事にしてやる!

ということで網戸と天井の修理の様子もそのうち記事にしたいと思いますのでニッチ好きな方は楽しみにしていて下さい。