家庭で出来るシミ抜き

シミ抜きと汚れ除去の根本は同じなので茶渋の取り方を勉強する

コーヒーはインスタント派な私なのですが、ふと思い立ち久々にドリッパーでも使ってみるか。ということでほじくり返して来たのはいいものの、、。

茶渋がすごい。

こうなると台所用スポンジで擦ったくらいではびくともしません。

ということで今回はドリッパーの茶渋をキレイにしてみます。

茶渋の汚れはステイン(着色汚れ)などと言われたりします。

お茶やコーヒーに含まれるタンニンやポリフェノールなどがミネラルと結びつき付着した汚れです。

何か少し難しいですがポイントはこのステインが酸性だということ。酸性の汚れはアルカリで中和させてやることで除去することが可能です。

まずはこいつを試してみます。

重曹は弱いアルカリ性の物質です。

薬局や100円ショップでも売ってます。

40℃のお湯2ℓに重曹を30g投入し1時間漬け込みました。

漬け込み後、スポンジでこすってみると、、。

ごめんなさい。写真を撮り忘れました、、。

結果はあまり変化が見られませんでした。長いこと放置していたせいか相当頑固な汚れになっているようです。

次なる1手は粉末の酸素系漂白剤。

重曹よりもアルカリの強い物質です。

60℃のお湯2ℓに酸素系漂白剤30g

1時間漬け込みました。

すると、、。

おお。

ガラスの部分はメチャメチャきれいになりました。

before

プラスチック部分はまだですね。

最後の1手。塩素系漂白剤。

今回使った中で1番アルカリの強いものです。作用の強いものなので特に裏面の説明を良く読んでからの作業をオススメします。

常温の水1ℓに塩素系漂白剤10ml。

1時間ほど漬け込みました。

残念ながら効果なし。

どうやら色素がプラスチックの内部までしっかり浸透してしまっている様子。染まっていると同じなのでこうなると完全に真っ白にするのは難しいです。

雑菌等はしっかり除去出来ているでしょうから良しとします。

新しいの買おうかしら。

衣類のシミ抜きでも、今回のように衣類意外の物の汚れ落としでも、事前にしっかりと調べて情報を得てから作業を行うことがとても大切だと考えています。

今回の作業で言えば

・ステインは酸性

・重曹は漆器やアルミ製品には使えない。

・酸素系漂白剤はステンレス以外の金属、漆器には使えない。

・塩素系漂白剤はメラミン食器金属、漆器は使えない。

・酸性タイプの製品と混ぜてはいけない。

これらの知識があったおかげでドリッパーに大きなダメージなく、作業を終えることが出来た訳です。

①どんな汚れか?

②何を使うか?

(量、時間、温度も大切)

③何をしてはいけないか?

この3つを心にとめて作業をすると成功の可能性が上がり、失敗の可能性が低くなります。

長々と生意気にそれっぽい事を書きましたが私、高1の段階で理系教科のすべてをあきらめたバリバリの文系人間です、、。

一緒に頑張りましょう^^;

  • おすすめの投稿がありません
関連記事