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【本格派】ゴアテックスのレインジャケットを自宅で手洗い&撥水加工する方法

今年も雨の季節がやってまいりました。

私のゴアテックスのレインジャケットもフル稼働の日々となっております。

ゴアテックスに限らず、外からの水分を防ぎ内側の蒸気を逃がしてくれる「防水透湿素材」はしっかりと洗い、撥水加工をしてやることでその性能をMAXに発揮します。

不快な季節を少しでも快適に過ごすために、今回は自宅で出来るゴアテックスレインジャケットの洗い方から撥水加工の仕方までのご紹介です。

洗濯表示を確認

洗濯を始める前に洗濯表示を確認しておきましょう。

お持ちの衣類の一番左のマークに×が付いていなければ今回ご紹介する作業が可能です。

私のジャケットも×が付いていませんので問題なく作業が出来ますね。

>洗濯表示について詳しくはこちら

下準備

さっさと洗ってしまいたい所ですがその前に下準備として

①ドローコードをゆるめる

②ベルクロを止める

③チャックを閉める

の3点をしておきましょう。ジャケットへのダメージ軽減効果があります。

前処理

ゴアテックスのジャケットの洗濯には洗浄力の強い洗剤を使えないので、ひどく汚れている部分がある場合は前もって処理をしておいた方がいいでしょう。

ブラシのような物に洗濯用固形石鹸を付けこすり洗いします。

ソデ口、首周りなど肌に直接触れる部分は高確率で汚れているので特に入念に処理します。

少し細かいですが石鹸は蛍光増白剤の使われていないものを使用します。

柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤、シミ抜き剤などの成分はゴアテックスの機能を損ねてしまう可能性がある為です。

押し洗い

いよいよ洗いの作業です。

常温の水に洗剤を適量投入、上から優しく押すようにして洗う「押し洗い」を行います。

私のレインジャケットは洗濯機での洗濯も可能なのですが製品を長持ちさせるため私はいつも手洗いをしています。

私は写真のGrangersの防水・撥水ウェア専用の洗剤を使用しました。

手に入りやすいものではエマールでも大丈夫です。

繰り返しになりますが柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤、シミ抜き剤の入っていない洗剤を使用するようにして下さい。

すすぎ

泡が出なくなるまでしっかりと濯ぎます。こちらも優しく押しながらがポイントです。

撥水剤を添加

すすぎが終わったタイミングで撥水剤の添加です。

私は洗いと同様、漬け込みタイプのGrangersの撥水剤(左)を使用しました。

裏地がメッシュになっているタイプには右側のようなスプレータイプの撥水剤を使用するといいようです。

10分程、撥水剤に漬け込みます。

すすぎ

余分な撥水剤を除去するために軽くすすぎます。この場合は1回のすすぎで十分だと思います。

乾燥

日陰で自然乾燥。

脱水は洗濯機を使わずタオルで行いました。チャックはすべて開けて乾燥させています。

アイロン

乾燥後にアイロンで熱を加える事によって撥水性がさらにUPする効果が望ます。

温度は低温(私のアイロンの場合は100度)、スチームなし、当て布をして衣類の外側全体をアイロンがけします。

内側は熱によって溶ける可能性のある素材が使用されている事が多いので衣類の外側のみアイロンがけするようにしてください。

自然乾燥→アイロンがけが面倒な方は自然乾燥→乾燥機による乾燥でも同様の効果が望めますが洗濯表示で乾燥機使用OKかをしっかりと確認してから作業を行うようにするといいでしょう。

時間は20分ほど回してやるといいようです。

完成!撥水力はいかに?

やっとこさ作業は終了です。撥水力の程を見てみましょう。

シャワーをジャ~。

良い感じです。

ということで今回はゴアテックスのレインジャケットの自宅での手洗いの仕方&撥水加工の仕方のご紹介でした。

手間と時間がかかるので正直面倒臭いですよね^^;

私も自分でやっていて毎回、非常に面倒だなあと思うのですが反面この方法がベストだろうなあとも思っていたりします。

だってゴアテックスって高いじゃないですか!

物によっては平気で10万を超えてきたりもしますよね。

お金を多く持たない私は優しく丁寧に洗って出来るだけ長い期間お世話になりたいと思ってしまう訳です。

ま、たまに面倒臭くなって洗濯機+乾燥機+撥水スプレーで済ませちゃったりするのですが、、。

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洗濯屋としては「良いものとは長く、丁寧に一緒の時間を過ごしていく」スタイルに1票ですね!

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