液体中性洗剤

消臭力は健在か?リニューアルしたNANOX one ニオイ専用を買って確認してみた

私が靴系の消臭を行う際にもっとも頼りにしていた洗剤であるNANOXのニオイ専用がリニューアルされたとか。

旧タイプは今までに数々の難敵を完膚なきまでに叩きつぶしてまいりました。

ある時は乾燥に失敗して生乾き臭のするスニーカーを。そしてある時は生乾きを通り越して納豆のニオイがする靴下を。

コイツにはどれだけお世話になったことでしょう。

そんな特別な思い入れのある洗剤がリニューアル、、。

「一体何が変わったんだろう?」という興味と共に「果たしてあの消臭力は健在なのであろうか?」そんな不安な気持ちも生まれます。

ということで今回は満を持してリニューアルされたNANOX one ニオイ専用をちょっとの不安と大いなる興味と共に深掘りです。

旧タイプと結局何が違うのか?

さて、まずは旧タイプと新タイプのニオイ専用の違いから見ていきましょう。

パッケージは変わらず透明の紫色。ニオイ専用と言えば紫のイメージがありますのでこれは大きな違いがなくて分かりやすいですね。

肝心の機能面はどうなのでしょうか。

どうやら新タイプのニオイ専用には3つの新しい技術が搭載されているのだとか。

<NANOX one ニオイ専用の新たな技術>

①コンプリートステインレス技術

=新たに「高機能界面活性剤」を採用、「高機能な酵素」を配合し、従来のNANOXを超えた洗浄力を実現→皮脂や食べこぼしに効果あり

②コンプリートオーダーレス技術

=イヤなニオイの発生を抑える「新消臭成分」を採用し、従来のNANOXを超えた消臭力を実現→部屋干し臭(生乾き臭)に効果あり

③コンプリートカラーケア技術

=「特殊ポリマー」の新採用で、当社衣料用洗剤では困難だった衣類本来の色を保つ機能を実現→色あせ、黄ばみ、黒ずみの抑制

出典:LION公式HP

なるほど。難しい事は良く分りませんが旧タイプに比べて『洗浄力と消臭力がUPして衣類の色変化がしづらくなった』と考えれば分かりやすいでしょうか。

CMでも特にアピールされていますが濃色の衣類の色あせを抑制してくれるのは結構嬉しい機能ですよね!

ただでさえ優れていた消臭力がさらにUPしているらしい点もこれまた嬉しいポイントです。

効果・特徴

お次はNANOX one ニオイ専用の効果と特徴を見ていきましょう。

先ほど少し特徴を書きましたので重複する部分もありますがその他にも様々な効果特徴がこの洗剤にはあったりします。パッケージと公式HPを参考に一気にまとめてしまいましょう。

①徹底洗浄

②徹底抗菌

③色変化防止

④ウイルス除去

⑤洗濯槽のニオイ抑制

⑥高濃度処方=640gサイズ1本で64回の洗濯が可能

⑦蛍光増白剤無配合

⑧バイオマスPETの使用=環境に配慮

⑨消臭効果=部屋干し臭、汗臭、タオルの雑菌臭、枕カバーの加齢臭に効果あり

ニオイ専用の名前から優れた消臭力にのみ目が行きがちですが抗菌・ウイルス除去・環境に配慮した素材など現代の洗濯事情に求められる各種機能もしっかりと搭載したマルチな洗剤である事が分かりますね。

洗えるもの・洗えないもの

お次はどんな衣類が洗えて、洗えないかを見ていきましょう。

緑□の用途、液性、成分。ピンク□の洗濯表示を見ていくと何が洗えて洗えないかが分かります。

用途

まずは用途から。綿・麻・合繊繊維のお洗濯用とあります。

つまりこの洗剤では綿・麻・合成繊維の衣類が洗えるという訳ですね。

合成繊維とはポリエステル、ナイロンなどの化学繊維の事です。

毛(ウール)や絹(シルク)の衣類はこの洗剤では洗えません。

液性

液性は中性とあります。

洗濯洗剤には主に「弱アルカリ性」、「中性」の2種類の洗剤があるのですが、「中性」の洗剤は「弱アルカリ性」の洗剤に比べて色落ちの心配が少ないという特徴があります。

つまりはこの洗剤では濃色の衣類を比較的安心して洗濯できるという事ですね。

注意すべき点は「中性」だからといって絶対に色落ちしないという訳ではない点。あくまで色落ちしづらいという事です。

明らかに色落ちしそうな衣類は洗濯前に色落ちテストをすることをオススメします。

>色落ちテストの仕方

成分

成分は酵素に注目してみましょう。

酵素は皮脂や食べ物汚れなどの汚れに高い効果を発揮する成分です。

酵素には様々な種類があるのですがその中のたんぱく質を分解する「たんぱく分解酵素」がウール、シルクにダメージを与えてしまう可能性があります。

ウール、シルクはタンパク質そのものですからね。たんぱく質を分解する酵素によってダメージを受けてしまう可能性があるという訳です。

繰り返しになりますがこの洗剤でウール、シルクの衣類は洗わない方がいいでしょう。

蛍光増白剤が無配合という点にも注目しておきましょう。

蛍光増白剤は白い衣類をより白く見せてくれる成分です。

白い衣類を洗うのには優れた成分なのですが生成りやパステルカラーの衣類を洗うと色あせた様に洗い上げてしまう事があるという弱点があります。

つまりは蛍光増白剤配合の洗剤で生成り・パステルカラーの衣類は洗わない方がいいんですね。

その蛍光増白剤が無配合なので1回の洗濯でより多くの種類の衣類を洗えます。洗濯回数をなるべく減らしたい私のような人間には嬉しい特徴です。

>洗濯洗剤の成分について詳しくはこちら

ピンク□

最後はピンク□です。

上の写真の洗濯表示の衣類はこの洗剤で洗わない方がいいでしょう。

>洗濯表示の意味・読み方

ごちゃつきました。まとめます。

NANOX one ニオイ専用は

①綿、麻、合成繊維(ポリエステルなど)が洗える。

②「中性」なので濃色の衣類を安心して洗える。

(すべての衣類が色落ちしない訳ではない。)

③酵素が配合されているのでウール、シルクは洗えない。

④蛍光増白剤無配合なので生成り・パステルカラーの衣類が洗える

⑤下の洗濯表示がある衣類は洗えない。

私だったらこんなものを洗います

今までの知識を踏まえ、私だったら写真のような衣類を洗います。

①もちろん汚れているタオル

②エリ汚れが気になるポロシャツ

③パステルカラーっぽいパーカー

④濃色のパンツ

⑤、⑥汗をかきニオイの気になるスポーツウェア

もちろん靴下・下着を洗ってもいいですね。

洗浄力(旧との比較あり)

最後はお待ちかねの洗浄力の検証といきましょう。

ファンデーションは油汚れ=「皮脂」

卵はたんぱく汚れ=「食べもの」

カレーは色素汚れ

を想定しています。

洗浄力については各ご家庭で洗濯の条件が異なることと思います。参考程度にお考え下さい。

それでは洗濯開始です。

液温は30℃。規定量の洗剤を投入し、普通コースで洗浄しました。

さてさてその実力の程は?

良い感じ!

ファンデーション、卵はほぼ落ちている状態です。

カレーの色素は最強クラスの洗浄力を持つ洗剤でもある程度残ります。これだけ落としてくれれば十分な洗浄力と言えるでしょう。

旧タイプと比較してみましょう。

どちらも比較が難しいほど良く落ちていますね。

消臭力は健在なのか?

大事な作業が残っていました。

リニューアル後も頼りにしていた消臭力は健在なのか?検証せねばなりません。

ちょうどいい具合に最近洗えていなかった実にイイニオイのするKEENのサンダルがありました。

40℃のお湯にキャップ半分ほどのニオイ専用を投入し、30分程漬け込み、洗い、すすぎ、乾燥と作業を進めた結果やいかに、、。

ばっちりニオイがとれました!頼れる消臭力は健在ですね!

プラスしてどうやらニオイ専用は香りもリニューアルされているようです。ここだけの話ですが前作の香りは強すぎて個人的にはちょっと苦手だったんです^^;

新しいニオイ専用はそこまで香りがきつくなく私的にちょうどいい感じ。こりゃあ今までよりさらに頼りにしちゃうなあ。

今回の作業は以前全く同じ方法で洗った様子を記事にしています。興味のある方は是非。

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[まとめ]新ニオイ専用は相変わらずの消臭力。頑固なニオイにお悩みの方にオススメの洗剤。

ということで今回は私がニオイ除去の際にもっとも頼りにしている洗剤であるNANOX one ニオイ専用を深掘りしてみました。

心配された消臭力は健在、かといってニオイに全振りしている訳ではなく洗浄力も上々。抗菌、消臭、ウイルス除去と私たちが日々の洗濯に求める機能もしっかりと搭載している洗剤である事がわかりました。

私の経験上、ニオイ専用は特に化学繊維についたニオイの除去に強いです。

今回の私のようにニオイの気になるシューズ系に使っても良いですし、汗をたっぷりかいてどうにも臭うスポーツウェアの消臭なんかにもバッチリ効果を発揮してくれるでしょう。

それにしても最近の洗剤の進化はすごい。

洗濯屋もうかうかしていられないのでございます。

*新NANOXシリーズ3種の選び方についても記事にしています。よろしかったら参考にしてみてください。

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