「電気毛布って洗えるの?」
疑問に思われている方も多いと思います。
お持ちの電気毛布の洗濯表示をご覧ください。
洗濯表示の一番左、赤丸部分の洗濯表示に×が付いていなければご家庭での洗濯が可能です。
今回洗うPanasonicの電気毛布には×が付いていませんね。
この表示の意味は
「液温は40℃を限度とし、手洗いができる。」
つまり自宅での手洗いが可能という事になります。
ではどうやって洗えばいいのでしょうか?
これが結構大変なんですよー。(泣)
びょうぶ状にたたむ
洗濯を始める前に下準備といきましょう。毛布を半分に折った後、屏風状に畳みます。
この時にこの部分を表側にしておいた方がいいでしょう。
理由は後でご説明します。
名前は「コネクター受け」と言うようです。
コントローラーは洗えません。事前に取り外しておきましょう。
前処理
食べ物などの目立つ汚れがある場合は洗濯用ブラシや歯ブラシなどを使い、前もってシミを落としておくといいでしょう。
私は洗濯用の固形石鹸を使用しました。有名所だと「うたまろ石鹸」でも大丈夫です。
押し洗い
大きめの容器に水を入れ液体中性洗剤を投入。やさしく押し洗いします。
洗剤は市販されているものだとエマールやアクロンがいいでしょう。
この電気毛布の内部にはコード状の熱を起こすためのヒーター(発熱体)が入っています。
これを傷つけないよう、丁寧過ぎるほど優しく押し洗いがポイントです。
すすぎ
泡が出なくなるまですすぎます。
この時もやさしく丁寧に押しながらすすいであげて下さい。
泡が出なくなるまですすげたら静電気防止のために柔軟剤を添加しておきましょう。(柔軟剤は水を入れた状態で添加します。)
この部分(コネクター受け)への洗剤残りは避けたい所です。
ホースなどで直接水を掛けすすぎます。
最初ここを表に出しておいたのはこの為です。
脱水
ネットに入れて洗濯機で脱水します。
この時に面倒+大変ですがコネクター受けを内側に包み込むようにして畳んであげるといいでしょう。脱水の機械力によるダメージを防ぐためです。
大変な場合は洗濯機による脱水は行わず、浴槽のフチなどに毛布をかけ、水をある程度切ってから自然乾燥させるのがオススメです。(自然乾燥の様子は後に出てきます。)
この毛布、水を含むとものすごく重くなります。
単体で脱水をしようとするとバランスがうまく取れず洗濯機がエラーを起こすと思います。
他の濡れた衣類を開いたスペースに詰めてやるとうまくバランスが取れるでしょう。
コースはおしゃれ着コースの一番優しい脱水がいいでしょう。
30秒~60秒くらいの脱水時間がいいようです。
ドラム式の洗濯機での脱水はメーカーも禁止しています。ドラム式は洗濯物が上から下に落ちる「たたき」の動作が入ります。その時にヒーターやコネクター受けにダメージが出る可能性があるためと思われます。
乾燥
乾燥は日陰で自然乾燥です。乾燥機の使用はこれまた厳禁です。
この時にヒーター部分がよじれたり、重なっていたりしないか確認しましょう。
これらの症状がある場合はすぐに販売店や修理相談窓口に問い合わせをする必要があるようです。
乾燥が終了したら完成です。
コネクター受け部分がしっかりと乾いているかの確認もお忘れなく。
クリーニングという選択肢も
ということで今回は実は洗えることがある電気毛布の洗い方を記事にしてみました。
大変そうに感じましたか?
実際結構大変です(^^;)
作業自体は①洗い②すすぎ③脱水④乾燥
と普通の洗濯と何ら変わりはないのですが1つ1つの作業に電化製品であるが故の注意点が多かったですよね。
途中で少し書きましたが水を含むと結構重くなるところも難点です。
作業にはある程度の体力が必要でしょう。
おそらく多くのクリーニング店が電気毛布洗いを受け付けていると思います。
「大変そうだなあ。」な時はクリーニングも一つの選択肢としてご検討頂ければと思います。
「いや、私は自宅で洗う!」派の方は是非、お持ちの電気毛布の取扱説明書やメーカーHPをご覧になってから作業してみて下さい。
電気毛布は寝具でありながらデリケートな電化製品でもある
と考えると良いと思います。
それぞれのメーカーの洗濯方法に従うのがベストです。
実際、私もPanasonicの公式HPを参考に今回の作業を行いました。
今回の記事はあくまで作業の様子をイメージする用としてご活用下さい。
まだまだ寒い日々が続きます。風邪などひかれぬよう、お体ご自愛ください。