登山用リュックは背中に硬い背面パッドがついていたり、ポケットがいっぱいあったりと複雑な構造なので洗うのをためらってしまいがちですよね。
山から帰ったらブラシでホコリを落とす程度の方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん素材にもよりますが化学繊維がメインの登山リュックはご家庭で市販の洗剤を使っての丸洗いが可能な物が多いです。
私は登山用リュックを持っていないので妹のリュックを例にいっちょ洗ってみましょう。
洗えるか洗えないかの判断が難しい場合はメーカーに問い合わせをしてみて下さい。ほとんどのメーカーが洗っていいかどうか快く返答してくれると思います。
準備
今回のリュックはサイズが大きいので写真のコンテナを使います。ホームセンターでよく見るやつです。
衣類収納ケースでも何でもいいので大きめの箱のような物を1つ持っておくと何かと重宝します。
登山用リュックはチャックがたくさんありますね。中までしっかり洗えるようにあらかじめすべて開けておきます。
リュック底部にレインカバーが収納出来るタイプでした。取り出して一緒に洗っちゃいましょう。
リュックはやはり底の部分が汚れやすいですね。泥などが付いている場合はあらかじめ洗濯用ブラシで払っておきます。タオルや台所用スポンジでも大丈夫です。
洗い
コンテナに常温の水とエマールを適量入れ優しく押し洗い。
特に汚れが気になる部分はブラシで擦ります。食べ物汚れなどが強い場合は洗濯用固形石鹸をブラシにつけて擦ると良く落ちます。
濯ぎ
水を入れ替え泡が出なくなるまでしっかり濯ぎます。
コンテナで濯いだ後、ポケットの内側など洗剤が残りやすい部分をシャワーで濯いであげると完璧です。
脱水
面倒ですがタオルで全体を拭いて脱水します。洗濯機での脱水はプラスチック部分が痛む可能性があるのでおススメしません。
内側は特に入念に。
乾燥
日陰で自然乾燥。
リュックは逆さまに干すと乾きが早いです。レインカバーもリュックと全く同じ工程で洗いました。
妹の旦那さんの分も一緒に持って来たので洗っておきました。
サービスで撥水加工もしておきましよう。シリコン系の撥水スプレーです。
風通しのいい場所でシュー。
日陰で自然乾燥。
乾燥後アイロンの熱をあててやるとさらに撥水力がUPします。
※熱に弱い素材が使われている場合がありますので心配な場合はこの工程は省いて下さい。
いい感じではないでしょうか。
そんなこんなで完成です。
気温が低かったり、雪が降ったりと今の時期は登山に行く頻度はベストシーズンより少し下がるのではないかと勝手にイメージしているのですがどうなのでしょう。
もしそうであれば登山用リュックをメンテナンスする絶好のチャンス。
いっちょこの機会に洗ってみてはいかがでしょうか?