料理や外食などでいつの間にか付いているアイツ。油ジミ。
この油ジミ普通に洗濯してもまず落ちないですよね?
個人的な感覚としてはストレッチ素材のパンツについた油ジミは特に落ちにくい気がします。
ということで今回は家庭で頑固な油ジミ落とす方法をご紹介します。
今回紹介する方法は色落ちの危険の少ない薄い色で、丈夫な衣類を対象にした方法です。濃色の衣類やデリケートな衣類には適していません。
デリケートな衣類の油ジミは水洗い出来るものであれば下の記事の方法でキレイになるかもしれません。水洗い出来ないものはクリーニング店にお任せいただく事をお勧めします。
何もせず普通に洗ってみる
この記事を読んでくださっている方は油ジミは普通に洗っても落ちないことを十分ご承知と思いますが今回はあえて特に何もせず常温の水、粉末の弱アルカリ洗剤、通常コースで一度洗ってみました。
予想通り油汚れはバッチリ残っていますね。
粉末の弱アルカリ洗剤は市販の洗剤でも最強の洗浄力を誇るのですがやはり油ジミは手強い、、。
洗濯機にポンだけでは最強の洗剤を使っても油汚れはキレイになってくれません。
面倒ですが洗う前にちょっとした手間を加えてやる必要があるのです(泣)
40℃くらいのお湯に10分ほど漬ける
食器の油汚れが水よりもお湯で落ちやすいように、衣類についた油もお湯で温めてやることによって落ちやすくなります。
バケツのようなものに40℃のお湯を用意し、衣類を投入。10分ほど漬け込みます。
洗濯用固形石鹸を直接つけてもみ洗い
漬け込み終了後、濡れたままの状態の衣類に洗濯用固形石鹸を塗布し、「もみ洗い」します。
「もみ洗い」とは写真のようにシミの部分を人の手を使って揉むようにして洗う洗い方です。
機械では難しい、シミをピンポイント処理できる洗い方なのでその威力は絶大です。
洗濯用固形石鹸は市販のものであれば「うたまろ石鹸」などがいいですね。
ただ「うたまろ石鹸」には蛍光増白剤という成分が配合されているので生成りやパステルカラーの衣類の処理に使うと衣類が白っぽく仕上がってしまうことがあるので注意が必要です。
淡い色の油ジミを処理するときは蛍光増白剤の入っていない洗濯用固形石鹸を使うようにしてください。
40℃のお湯で揉みながらすすぐ
引き続き40℃のお湯を使い石鹸分をしっかり濯ぎます。
ここでも揉みながらすすぐことでさらにシミが落ちやすくなります。
洗濯機で洗う
最後はやはり文明の力を借りましょう。
油ジミに最後のとどめを刺すために可能であればここでも40度のお湯で洗えたら最高です。
難しい場合は普段洗濯している方法で洗濯していただいて大丈夫です。
今回は40℃のお湯に粉末の弱アルカリ洗剤、普通コースで洗濯しました。
果たして結果は?
いい感じではないでしょうか。
少し面倒ですが、頑張れば家庭でも頑固な油ジミを落とす事が可能です。
洗濯用固形石鹸の代わりに台所用中性洗剤やクレンジングオイルを使うという手もありますが個人的には洗濯用石鹸の方が良く落ちるような気がします。
今回の方法でも落ちない場合、家庭では除去が難しいシミなのでその際はクリーニング店にご相談下さい。