夏の焚き火もいいですが、火のありがたさをより感じられる冬の焚き火が大好きな私。焚き火をする為だけに1人近くの河原に車を走らせる事もあります^^;
すさんだ心を癒してくれるありがたい焚き火ですがとにかく服や髪に臭いがつきます。一晩しっかり干してもしつこく臭いは残ります。
そんな焚き火の臭いを素早くとる方法を今回は考えてみたいと思います。
実は今回の「焚き火の臭いすばやくとる」というテーマ。随分前に読者の方からリクエストを頂いていたテーマです。先日、仕事終わりに焚き火をする機会があったので記事にさせて頂きます。
遅くなっちゃってごめんなさい。
さて今回のテーマで注目すべきは「素早く」という所。
結論を言ってしまうと“洗う“が1番確実に臭いを取り除く方法なのですが洗濯、乾燥時間を考えると「素早く」というわけにはいきません。
洗濯するほどの時間がなく次の現場に向かわなければならない。でも臭いは落としたい。そんな状況を想定し自分なりにその方法を考えてみました。
乾燥機で15分ほど衣類を回す
拍子抜けするほど簡単で単純。しかし効果はバッチリです。
しっかりとした資料を見つけられなかったので推測の域を出ませんが焚き火の臭いがしつこくいつまでも衣類に残る原因は煙に油が混ざっているからと思われます。
木から出た油分が臭いの分子と服の間で接着剤のような役割を果たし臭い分子を非常に衣類から離れにくくしている為、臭いがいつまでも残っている可能性が高いです。
焼肉やBBQの臭いが落ちにくいのもその為。この接着剤の油を効率的に剥がし吹き飛ばしてくれるのが乾燥機です。
私が焚き火をした際に着ていた服です。アウターとフリースはポリエステル100%。ズボンは綿です。温度は40°cで15分ほど回します。
化学繊維のアウターとフリースは15分ほどの乾燥でほぼ臭いが消えました。綿のズボンは臭いが落ちにくく30分ほど回しました。若干臭いが残りますが何もしない時と比べると劇的に臭いは減っています。
アクリル、カシミヤ、ダウン、革製品など熱に弱い製品や下の洗濯表示が付いたものは溶けたり変形したり、製品を痛めたりする可能性があるので今回の方法はオススメしません。
ドライヤー&ブラシでもOK
リクエストでは服とリュックについた臭いを素早くとる方法を教えて欲しいとありました。
水で洗えるような丈夫なアウトドア向けのリュックであれば同じように乾燥機に入れても問題ないと思いますがそれでもロゴのプリントが熱によるダメージを受けたりプラスチック部分が回転による衝撃で割れてしまう可能性があるので注意が必要と思います。
心配な場合はドライヤーの温風をリュックに吹き付けながら衣類用ブラシで払ってやるという方法がいいと思います。
乾燥機より効果は薄まりますがそれでもしっかり臭いを軽減してくれると思います。ブラシがなければタオルでも大丈夫です。
あまりドライヤーを近づけすぎると熱くなりすぎてプリントがある場合は剥がれてしまったりとリュックにダメージを与える可能性があるのである程度距離を取りつつうまく調整しながら作業を行ってみてください。
髪を乾かすのと同じ要領ですね。
要は熱風により油を動きやすくし、臭いと一緒に吹き飛ばしてやればいいわけです。
焼肉・BBQ・おそらくタバコにも効果あり!
今回の方法は焼肉やBBQの臭いにも効果があるのを実証済みです。
実際にやった事はないのですが理屈で考えるとタールを含むタバコの臭いにもおそらく効果があるでしょう。
最近はコインランドリーがいたるところにありますので焼肉でコートについた臭いをちょっと落としたいなんて時に試してみてはいかがでしょうか?
その際は素材と温度にくれぐれもご注意を!