今回は写真のアウトドア用のチェアを丸洗いしてみます。
お察しの通りこのチェアに洗濯表示はありません。つまり洗う事は想定されていない製品となります。
そうは言っても、、。
骨組み先端部分
座る部分
ケース内部
「アウトドアチェア」ですので使っているうちにやっぱり汚れてきてしまう訳です。
特に座る部分は海で泳いだ後にビショビショのまま座ったりもしたので、塩分やらおじさんの皮脂やら何かと汚れが気になります。
何かあっても自己責任。汚れを気にしながら使うよりはマシだろうということでいっちょやってみます。
素材を確認
毎回の事ですが自己責任で洗うと決意をしたものの、使いものにならなくなっては意味がないので素材をしっかり確認し、洗っても重大なダメージが起こらないであろうとある程度の自信を持ってから作業に臨みたいと思います。
私のチェアは一番右の座る部分と真ん中の骨組みの部分に分かれるタイプで一番左のケースにコンパクトに収納が可能な仕様となっております。
メーカーサイトを確認したところ座る部分とケースの素材の記載はナシ、骨組み部分はアルミ合金を使用しているようです。少しだけ期待したのですがお手入れの仕方の記載はありませんでした。
ケースと座る部分は記載がない以上、完全なる予想となりますがおそらくポリエステルorナイロンでしょう。どちらも水で洗っても色落ち、縮み等のリスクの少ない素材です。(100%ではありません。)
座る部分で気になったのがピンク□の部分。写真では分かりませんが内側に何やら棒のような物が入っています。頭が当たる部分なので寄りかかった時にしっかり頭を支えるために入っているのでしょう。
触った感じとその軽さからおそらくプラスチック製なのでこれもまた洗っても大丈夫であろうと判断します。ただ、洗濯機による洗いは棒が折れちゃいそうなのでやめた方がよさそうです。
脚の部分のアルミ合金は耐腐食性に優れた素材なので少しの水ならば問題ないと判断します。
あとで分かりますが脚については全体を水でジャブジャブとは洗いません。
ということで何とか重大なダメージを起こすことなく洗う事が出来そうです。
お待たせしました。作業を始めましょう。
まずは骨組み部分
余分な土はブラシで
骨組み部分で気になるのはやはり地面に付く部分の土汚れですね。ここの部分の素材はおそらくゴム。
水で洗う前に靴用ブラシで取れる土は取っておくと後の作業が楽になります。ブラシがなければ歯ブラシでも良さそうです。
作業場所は風呂場です。
水で洗う
ある程度土が取れたら蛇口から水を流しながらブラシで擦り残った土を洗い流します。
ゴムの上に土汚れが乗っているだけなので洗剤なしでも水とブラシで十分にキレイになります。
今回、メインのアルミ部分は特に汚れていなかったので何もせずにそのままで。
土汚れなどが付いている場合は乾いたタオルなどでキュキュっとすればキレイになるでしょう。
タオルで脱水
タオルで水分を拭き取ります。
日陰で自然乾燥
アルミがいくらサビに強い素材と言っても全くサビない訳ではありません。念のため日陰で一晩自然乾燥しておきます。
お次は座る部分
優しく押し洗い
バケツのような物に40℃のお湯とエマールを適量入れ、優しく押し洗い。
ガチャガチャ動かさず押して出来た水流の力で汚れを除去します。
製品へのダメージを最小限にするためにおしゃれ着用中性洗剤のエマールを使用しています。
気になる汚れはブラシで擦ります。
食べ物汚れなど頑固な汚れが付いている場合は洗濯用固形石鹸をブラシにつけて擦ってやると良さそうです。
濯ぎ
泡が出なくなるまで濯ぎます。この時も優しく押しながら。
タオルで脱水
タオルで脱水します。これまた優しく押しながら。
日陰で自然乾燥。ケースも座る部分と同様に洗っています。
完成
無事に完成です。座る部分が縮んで骨組みに入らなくなることが心配でしたが縮みなく無事に装着することが出来ました。色出もありません。
汚れもしっかり落ちました。
骨組み先端部分
座る部分
ケース
汚れが気になるアウトドアチェア。何とか無事に洗いきる事が出来ました。
何気にアウトドアチェアの汚れにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
ベージュなどの薄い色に食べ物が付いてしまったりしたら結構汚れも目立つことでしょう。
自己責任にはなりますが素材をしっかり調べ、大丈夫そうであるならばいっちょチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。