「普段なかなか洗わないものを洗う」
第3弾は毎日のようにお世話になっているにもかかわらず中々洗ってあげられないスニーカーを洗います。
※私が今回洗うような化学繊維メインのスニーカーはすべてではありませんが比較的、色落ち等の心配なく洗濯出来ると思います。
ランニングシューズなどはほとんどが化学繊維メインです。合成皮革の靴も同様に低リスクで洗えます。一方で革が使われているスニーカー(Stan Smith, Air Force 1,New Balance など)は今回の洗い方は適していませんのでそれぞれお持ちのモデルの洗い方をお調べになって洗ってみて下さい。プレミア品や高級品も避けた方がいいです。
実際に洗う前に汚れの状態を見ていきます。
履き倒しているので中々の汚れっぷりです。果たしてどこまでキレイに出来るか?
40°cのお湯に液体の洗濯用弱アルカリ洗剤を入れ、しばらく漬けておきます。粉末タイプをお持ちの方は粉末タイプの方が効果的です。漬けておくことにより汚れが落ちやすくなります。
※生成りの靴を洗う場合は蛍光増白剤の入っていないものを使用して下さい。生成りがマダラになります。
ヒモを取り外し、洗濯用固形石鹸を塗り、ブラシでこすります。表面は優しく、中や靴底は強めにしっかり洗いました。
中敷が取れるタイプは外して洗います。
石鹸、ブラシがない場合は台所用中性洗剤と歯ブラシでもOKですが黒ずみ系の汚れには洗濯用固形石鹸が良く効きます。
※ブラシの硬さには注意して下さい。
あんまり硬いと生地を傷つけてしまいます。
ソール部分はメラミンスポンジがオススメです。メラミンスポンジとは要するに「激落ちくん」です。石鹸では落としきれない黒ずみや泥汚れが激落ちします。消しゴムを使ってもいいですが消しゴムはソールが乾いている時に使用します。
あなどってはいけないのが、すすぎの作業。自分で靴を洗ってのトラブルNo1は「洗った後に黄ばむ。」です。
原因はすすぎ不足。洗剤のアルカリがすすぎ不足で残り、それが紫外線と反応して黄ばみがおこります。
せっかく洗って黄ばみが起きるのも嫌なので靴の内部までしっかり手を入れてお湯でしつこいくらいにすすぎます。
ちなみに黄ばみはクエン酸を溶かした水に漬け込むと直ります。
安定のタオルで脱水です。
表面を拭いたあとタオルを内側につめしばらくおきます。
タオルを中に入れたまま洗濯機で脱水してもOKです。その時に洗濯槽の中心に靴を置くのではなく洗濯槽の輪郭にそわせるようにして置くと、靴へのダメージが少なく脱水出来ます。
私は外で壁に立てかけ日陰で乾燥派です。
靴ヒモも忘れずに
after
before
after
before
なかなかいい感じになりました。
ついでにスリッポンも洗っておきました。スリッポンやオールスターのようなキャンバス地のスニーカーも今回の方法で洗えます。もちろん特殊なモデル等もあると思うのでその場合は注意してください。
昔から真っ白に洗いあがったTシャツやユニフォーム、上履きなどを見ると気分がスッキリすると同時に何か安心感のようなものを感じていたのですが、今回の様な事があると
「清潔=安心」
という感情はやっぱり間違っていなかったんだなあと、しみじみしているある晴れた日の午後です。