普段はゴアテックスのレインジャケットをせっせと手洗いしている私ですがどうにもそこまでしている時間がなかったりする時があります。
以前ご紹介しましたがゴアテックスのレインジャケットの手洗い&撥水加工はいかんせん時間と手間がかかるのです。
ということで今回はゴアテックスのレインジャケットを時短重視の最速で洗濯から撥水加工までする方法のご紹介です。
洗濯表示を確認
作業を始める前に洗う衣類の洗濯表示を確認しておきましょう。
今回の作業は時短の為、洗濯機と乾燥機を使用した作業を行います。
一番左の洗濯桶のマークが×または手洗い表示になっておらず、左から3番目のマークに×が付いていなければ今回ご紹介の作業が可能です。
写真の私のジャケットの洗濯表示は
一番左=液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる。
三番目=タンブル乾燥ができる。(排気温度上限80℃)
なので問題なく作業が出来そうです。
それでは実際の作業に移りましょう。
洗濯機で洗う
とにかく時間優先ですので前処理等は何もせずいきなり衣類を洗濯機にぶち込みます。
ドローコードを緩め、ベルクロを止め、チャックはすべて閉めておくとを忘れずに。ネットに入れると衣類へのダメージを最小限に出来ますね。
コースは普通コース、洗剤はエマール、水温は常温です。
洗剤はゴアテックスの機能を損ねてしまう可能性があるので柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤、シミ抜き剤の入っていない洗剤を使用するようにしてください。
NIKWAX、Grangersなどゴアテックス製品に対応した洗剤を使うとなお安心ですね。
洗濯機のコースについてはお持ちのジャケットの洗濯表示に従って適宜対応していただければと思います。
ゴアテックスなどの防水透湿素材が使われている衣類を脱水する時には注意が必要です。
水を通さない性質の防水透湿素材は洗濯機で脱水をしようとするとうまく脱水が出来ず洗濯機がアンバランスを起こしてバタバタと暴れて転倒したり、最悪、洗濯機が壊れて動かなくなることがあるようです。
コロナで一躍有名になったniteも注意を促しています。
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01310102.html
脱水は短く軽くに設定する。または洗濯機で脱水はせずタオルで脱水がいいですね。
乾燥機で乾燥する
洗濯終了後は乾燥機での乾燥です。
私のジャケットは50℃で20分ほどの乾燥で完全に乾きました。
温度についてはお持ちのジャケットの洗濯表示の上限温度を超えないようにすることが重要です。
撥水スプレーを噴霧
乾燥終了後、撥水スプレーを噴霧します。
作業は屋外で行い、スプレーを吸い込まないように注意します。
私は写真の撥水スプレーを使用しました。
撥水スプレーに関してはゴアテックス製品に対応している製品の使用がオススメです。間違ったタイプのスプレーを使ってしまうと透湿性を損ねたり製品にダメージを与えてしまう可能性があるためです。
完成
あっという間に完成です。
所要時間は撥水スプレーの乾燥時間を含めて1時間半程度です。
作業工程を整理してみると
①洗濯機で洗う(脱水は軽めorタオル脱水)
②乾燥機
③撥水スプレー
と単純そのもの。
洗濯表示さえOKならゴアテックスのレインウェアって実はこんなに簡単に洗濯&撥水加工が出来ちゃうんです。
「やっぱ楽だよなあ。」
作業を終えての感想です。本格派な洗い方をすると自然乾燥をしたりするので完成までに最低でも2日はかかっちゃいますからね。
「それでも私は手洗い派!」
何だか半分意地になっているだけのような気もしますがお気に入りの衣類は丁寧に、愛情を込めて洗い、出来るだけ長く時間を共にしたいのです。
たまーに誘惑には負けちゃいますけどね。(笑)