「やってしまった、、。」
真っ白のお気に入りのシャツにカレーの雫が華麗にジャンプ。
多くの人が1度は経験した事のある絶望体験ではないでしょうか。
ご安心を。条件付きではありますが衣類に付いたカレーはご家庭での除去が可能です。
洗濯表示を確認
作業を始める前にお持ちの衣類の洗濯表示をご確認ください。
洗濯表示の1番左と2番目の表示に×が付いていなければ今回ご紹介する作業が可能です。
どちらか、または両方に×が付いている場合はごめんなさい。今回の作業を行う事が出来ませんのでシミの除去はお近くのクリーニング店にお任せ下さい。
固形部分を除去
「固形部分を除去」
意味不明でごめんなさい。自分の語彙力のなさに驚愕しています。
写真でご理解頂けると幸いです。カレーが衣類にダイブした際はとかく軽いパニックに陥りがちです。
シミが付いてしまったらまずは大きく深呼吸。濡れた布巾のような物でカレーの固形部分を取り除きましょう。
この際に布巾をゴシゴシしたり叩いたりしてはなりません。布巾でシミを吸い取るようなイメージで軽く固形部分に当てるようにしてやりましょう。
カレーが乾いてカチカチになっている場合はこの工程は省いて大丈夫です。
固形部分がなくなった状態です。これだけでかなり落ちやすくなった気がしませんか?
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台所用中性洗剤で揉み洗い
「まずは洗濯機で洗っちゃおう。」
そのお気持ち良く分ります。しかしながらカレーのシミはその前に一手間加えておくとシミが格段に落ちやすくなります。
シミ部分に台所用中性洗剤を適量垂らし、写真のように揉み洗いをしてみて下さい。この際40℃位のお湯を使うと最高です。
台所用中性洗剤は成分上、油汚れをとてもよく落としてくれる作りになっています。
カレーの種類にもよるとは思いますがカレーって結構油ギッシュなんですよね。洗濯機での洗濯では頑固な油を除去するには少しばかりパワーが足りませんので台所用洗剤の力を借りて前もって油汚れをしっかり落としておきましょう。
シミが付いてすぐであれば台所用中性洗剤だけでここまでキレイになっちゃいます。
今回の作業が可能な洗濯表示の衣類であれば台所用洗剤で色落ちする可能性は極めて低いと思いますが100%しないという訳ではありません。心配な場合は色落ちテストをしてから作業をしてみて下さい。
洗濯機で洗う
お待たせしました。お次は洗濯機で洗います。
お持ちの衣類の洗濯表示に従い洗濯機を回してください。洗剤等は普段お使いの洗剤で大丈夫です。
洗濯機で洗った後の写真です。分かりづらいですがまだうっすらとシミが残っていますね。
状況によってはこれより濃い状態でシミが残っているパターンもあると思います。
「やっぱ落ちないのか、、。」
ご安心を。ここまでは完全なる想定内でございます。
カレーのシミはランキング上位の強敵のシミです。台所用洗剤→洗濯機位ではダウンをしてはくれないのです。
とどめは次でご紹介する物にお任せするとしましょう。
粉末の酸素系漂白剤に漬け込む
強敵、カレーのシミへのフィニッシュブローは「粉末の酸素系漂白剤」が有効です。
衣類に使われる漂白剤には「塩素系」と「酸素系」がありますが必ず「酸素系」の漂白剤を使うようにしてください。
さらには「酸素系」の漂白剤には『粉末』と『液体』の2種類があるのですが『粉末』の方が漂白力が強いので今回は『粉末』を使用してみようというわけです。
私は写真の漂白剤を使用しましたが有名所だとオキシクリーンがありますね。
https://cleaning-hayashi.com/%e6%bc%82%e7%99%bd%e5%89%a4%e3%81%ae%e7%a8%ae%e9%a1%9e/
それでは漬け込みの作業の開始です。
バケツのような物に60℃のお湯3ℓ用意し、粉末の酸素系漂白剤を50g投入。30分程漬け込みます。
衣類を投入する際は直接液は触らず、棒のような物で押しながらお湯に浸してやりましょう。
給湯器を使って60℃のお湯を確保した場合は元の温度に戻すことをお忘れなく。
60℃ってかなり高い温度ですよね。粉末の酸素系漂白剤は40℃を超えたあたりからその効果を発揮し始めます。60℃くらいが高い効果を発揮する温度なのですが色落ちやダメージ等が心配な場合は40℃での漂白を行ってみて下さい。
洗濯機で洗う
再び洗濯機で洗います。
漬け込んだ漂白剤の液はそのまま洗濯機にぶち込んで大丈夫です。
はたしてシミは落ちたのか?
バッチリですね。
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今回はカレーのシミを除去してみました。
条件付き+少し手間がかかる作業ですが強敵のカレーのシミもご家庭での除去が可能です。
毎日、灼熱の暑さが続きます。
「こんな時こそカレーだ!」
そんな感じで、ついついやってしまった皆様に今回の記事がお役に立てれば幸いです。